日 本 人 会 会 報

通巻第5号

発行/1996年 1月  発行人/在カンボジア日本人会役員会

*1996年年頭のご挨拶*

 1996年新春を迎え、会員の皆様には本年も良い年であることをお祈り申し上げます。お陰様で日本人会も会員数190を数えるまでに発展してまいりました。これにともない日本人会主催の年間行事も充実してまいりまして、日本語教室、生け花教室は年間を通じ行っております。日本人会会報も前年度は年2回の発行でしたが、今年度は年4回の発行を予定しております。催物も例年11月に行われておりますボートレースも恒例化し、多勢の皆様にご参加して頂いております。去る12月には初めての企画として忘年会を開催し、200名を越える皆様にお楽しみ頂けました。来る2月4日には第2回目の日本カンボジア友好大運動会をさらに3月にソフトボール大会、4月にバレーボール大会、6月には第6回日本人会総会をそれぞれ予定しております。

 催物毎にお手伝い下さいます実行委員の皆様に心より感謝申し上げますとともに、催物毎に多額のご寄付を下さいました法人、個人の方々に深く感謝申し上げます。

 尚、1月現在の日本人会会員名簿を近日中に皆様のお手元にお届け致します。

 今後も皆様にとって有意義な日本人会になるよう、我々役員一同頑張ってゆく所存でございますので、今後とも皆様のご協力よろしくお願い申し上げます。

カンボジア日本人会 会長  富岡 澄雄

*第1回日本人会忘年会開催される*

 昨年12月17日(日)17時からリバーサイドホテルにおいて、カンボジア日本人会として初めての忘年会が開催され、当日は、今川大使ご臨席のもと、200名を越える出席者がありました。当地で初めての忘年会ということもあり、会が始まるまで果たして何名ぐらいの出席者があるのか、楽しんでもらえるような会になるのか等心配をしていましたが、それも杞憂に終わり、予想をはるかに上回る出席者と、伝統のアプサラダンス、緊張をしながらも精一杯頑張ったカンボジア人による日本語スピーチ大会並びに商工会、NGO等による余興の熱演があり、会場は始終熱気と笑いに包まれていました。余興等に出演され会を盛り上げて頂いた関係者の方に感謝申し上げます。

 最後は、抽選会が行われ、たくさんの賞品が用意されましたが、運良く当選された方、残念ながら当選できなかった方もこの1年の締めくくりの忘年会を楽しんで頂けたのではないかと思います。本年も(まだ気の早い話ですが!!)昨年を上回るような趣向を考えて忘年会を行いたいと思っておりますのでご期待ください。

 尚、忘年会開催に当たって次の個人、法人の方々よりご寄付を頂きました。さらにCAMPEXよりCDカラオケ・セットを借用致しましたので、この場をお借りしましてあらためてお礼を申し上げます。

(順不同、敬称略)
日本大使館、トヨタ、エフサンツーリスト、ブルーミングツアーズ、前田建設、クボタ建設、大林組、五洋建設、鴻池組、平成レストラン、長崎屋、東京設計事務所、日本工営、日本設計、JVC、JICE、JICA

JICA  新井 博之

*海外駐在員騒音騒動記*

 発展途上国の駐在経験者で騒音問題に苦しんだ人は結構おられるのではないでしょうか。私もそのひとり。1992年7月プノンペンに着任して以来、身の回りに発生する騒音問題と戦ってきた。先ず筆頭に挙げられるのが発電機の音。都市の電気供給量が総需要の3分の1にも満たないという有様だから、自家発電機は生活必需品。停電と同時に社宅はもちろんのこと、近所の発電機がけたたましい音を立てて回り始める。夜の停電は特に悲劇。しかし真夜中に市の電気が来たときはもっと悲劇。いつ切れるかわからない電気に愛想を尽かし発電機を回し続ける連れ込みホテルが社宅の真ん前にできたからだ。しかも奴の発電機はダウン寸前のポンコツで、おまけに防音装置がないため飛び抜けて音と振動が激しく、50メートルも離れている私の寝室を直撃する。ドアを閉め切り耳栓をして片耳を枕に沈め寝ようとするが、まともな睡眠が得られるわけがない。そのうちにだんだん腹が立ってきて、ついに堪忍袋の緒が切れて意を決してホテルのオーナーに防音壁の設置と通電時の運転停止の要求を突きつけるに至った。ところが市の電気は電圧変動があり過ぎホテルの営業上使用できないといい、防音壁はもう少しましな中古の発電機を物色中ゆえ今作れないと体よく断られ、まぁ、しばらくの我慢かとあきらめ待つこと数か月。これはもう直接談判は無理と判断、当局に訴えることとなった。市民のトラブル解決には地域の警察署が相談に乗ってくれることを知り、秘書を通訳代わりに連れ最寄りの警察署に足を運んだ。下っ端のお巡りが紙ぺらを持って現れ苦情を書けというので書き終えると、上司を思われる威張った人が出て来てカンボジア語でまくしたてられ帰って来たら、しばらくして署への出頭通知書が届いた。指定の日時に署に行くと部屋に入れられ待っていると、ホテルのオーナーが罰の悪そうな顔をして前述の威張ったお巡りと一緒に入って来た。両者の名前の確認が行われ、つづいて先日書いた苦情をお巡りが読み上げた後、奴に向かって「同じ苦情がこれで3度目だ、いい加減にせい。14日以内に発電機を防音小屋に入れること、煙突を立て防音に努めること。」と一気にまくしたてた。よくぞ言ってくれた。この時ほどカンボジアのお巡りさんが頼もしく見えたことはない。正直言ってあまり期待してはいなかった。当国の警察は殺人犯もドロボーも捕まえられないと聞いていたし、捕まえても簡単に逃がしてしまう。ときには殺人鬼、強盗にも変身する怖いイメージを持っていたから。果たして14日目、新しい中古の発電機が防音小屋に納まったのを見て、ついに奴に勝ったとひとりほくそ笑んだものだ。ところが肝心の防音の方は期待したほど収まらず、寝室の唯一の窓を防音ガラスで塞ぐ羽目となった。

伊藤忠商事(株)  三栗 敏

セキュリティー・ミーティング

 すでにご連絡申し上げておりますように、以前毎週金曜日行われておりました「セキュリティー・ミーティング」は1月より毎月第4金曜日16時よりということになりました。会場の日本大使館に変更はありません。ご都合をつけて是非ご出席下さい。

日本人会役員会

*ボートレース即席委員を経験して*

 9月末に留学の為カンボジアに来た私は、当初時間を持て余し気味でした。カンボジア語が殆ど通じない、一生懸命喋れば笑われてしまう、あーあ何か良いことないかなぁ、と。そんな時、とある夕食の席で日本人会会長の富岡さんにお会いしてしまい、その翌日にはボートレース実行委員会の集まりにしっかりと腰をおろしていたのでした。実行委員の皆様は私と違ってお忙しく、なかなか時間通りにはミーティングが始まりませんでした。が、お仕事の合間を縫ってそれぞれの受け持ちをこなされ、また頻繁に行われる委員会の様子などを見ているうちに、ボートレースを取り巻くただならぬ気配を察し、「どうしよう、これは大変な事に足を踏み入れてしまった、かも。」と思い始めたのです。

 しかし私の仕事といえば、当日選手の皆さんにライフジャケットを配る係。楽勝楽勝、と思いきや、練習初日から私は混乱してしまいました。なぜなら、川べりをうろうろしていた地元の人々が、何事かとライフジャケットの箱のまわりにぞろぞろ集まりだしたからです。オレンジ色のジャケットをちょっと触ってみよう、という無数の手があちこちから伸びて、誰が選手なんだか私には区別がつきません。結局、富岡さん始め皆さんが助けてくださり事無きを得ました。

 3日間にわたるレース中は、川岸に設けられた本部(特製の雛壇)に座って初めてのボートレースを十分に堪能させていただきました。カンボジアの各ボートに負けず劣らず、特別参加とはいえ日本人会のボートも殺気が感じられるほど真剣そのもの。選手の皆様、暑い中ご苦労さま。そして打ち上げでは、しっかり飲んで、食べて気持ちよくなりました。

 レースが終わりほっと一息ついて感じることは、レースに関わっていた方々は皆さん楽しみながらかつ一生懸命だった、ということです。そして「適材適所」という言葉を大いに実感しました。いろいろな場面において、そこにぴったっとはまる様々な人材が、この日本人会にはなんと多いことかと。

 こうして感想を書いていると、血が騒いできてまた来年のボートレースも…、という気持ちになりそうですが、それはまた別の話ですね。

プノンペン大学  丸井 雅子


*第3回日本人会生け花教室、生け花展を終えて*

 去る12月2日に、第3回日本人会生け花展を開催致しました。この生け花展は生け花教室の終了時に生徒の卒業展として毎回開催しており、94年2月以来久しぶりの花展となりました。

 今回は第3期生け花教室のカンボジア人生徒と在カンボジアの外国人の生徒、日本人会の会員婦人等の約30点の作品が展示され、2時間という短い間に100人近い方が足を運んでくださいました。花材や花器などが乏しい中では豪華絢爛とまではいきませんが、西洋のフラワーアレンジメントとは違った左右対象でない線を構成してバランスをつくる生け花独特の世界を見て頂けたのではないでしょうか。

 ここカンボジアに生け花という日本の伝統文化が根付き花を咲かせるのはまだまだずっと先の事でしょうが、今回卒業していった生徒が生け花を通じて学んだ表現する喜びを忘れないでいてくれればと思います。

山際 千洋


 昨年12月20日、帰国早々の「大雪」、久しぶりにのんびりした日本での正月、1月4日からの東京本社での新しい仕事、その間、忘年会、新年会、歓迎会等々日夜「日本のペース」に振り回されております。インフラ、治安など生活環境の悪さに文句を言いながらも、通勤時間ゼロ、ノーネクタイ、約1時間の昼寝タイム、土日のテニス、また夜もふけるとベトナム語の勉強と確率と勝負運の研究に出掛けていたプノンペンでの「マイペース」がなつかしく思われます。思えば約20年前、私が商社に入った頃、ニューヨークのマンハッタンをスリーピーススーツにアタッシュケース、「WALL STREET JOURNAL」を小脇にかかえ足早にオフィスに向かう姿、ロンドンのシテイのオフィスで英国紳士を相手に得意のキングスイングリッシュで世界情勢を議論し、またパリのシャンゼリゼ通りのカフェでパリジェンヌの秘書とスケジュールの打ち合わせ…等々、夢に見た事もありました。しかし、実際にはビルマ、ベトナム、カンボジアの海外生活を経験し、今ではすっかりアジアに溶け込んでしまったようです。

 現在、東京本社では国内外の建設・不動産開発の仕事をしており、アメリカでゴルフ場を運営中の他、宅地開発プロジェクトを実施中ですが、それらは他の者にまかせ私はやはりアジアに注力する事にしたいと思っております。

 カンボジアで、アジアのどこかで、また皆様にお目にかかる事があると思いますが、その節はプノンペンでの生活を酒の肴に一杯やりたいものです。

 最後になりましたが、皆様のご健康と益々のご活躍、そしてカンボジアに真の平和が訪れますことをお祈り申し上げます。

ニチメン(株)  龍田 誠一


朝日新聞プノンペン支局閉鎖のお知らせ

 諸般の事情から今年3月に支局を閉じることになりました。せっかくプノンペンでもその日の紙面がその日のうちに読めるようになった矢先だけに大変残念ですが、引き続きご愛読をよろしくお願いします。今後は、バンコクのアジア総局がカンボジアをカバーすることになります。バンコクから記者が来た際に、みなさまから貴重なご助言を頂ければ幸いです。ありがとうございました。

プノンペン支局長・平田 篤央

 ◇支局のローカルスタッフの次の就職先を探しています。誠実で温厚な運転手、料理が上手く、ベビーシッターも出来るメイド、信頼できるガードマンがいます。いずれも自信を持って推薦できます。また、支局の建物を引き継いで住んでくださる方も歓迎です。私から大家に紹介させていただきます。支局は1階が事務所2部屋、食堂、台所、メイド部屋、2階が居間、バス・トイレ付寝室2部屋、シャワー・トイレ付寝室2部屋、物置1部屋の構成です。なお、この広告の掲載時点ですでに決まっていたらご容赦ください。

問い合わせは携帯電話015-914432 平田まで。


*新入会員のご紹介*

 1995年10月以降、日本人会に入会手続きをされた方々をご紹介致します。

所   属   先 氏  名 連  絡  先
プノンペン大学 丸井 雅子 015−910532
CYK 築地 和子 018−810261
永琴商事 竹花 博和 015−918523
前田建設 萌崇 富美
ヌット・サボーン
018−810283
日本赤十字社 山田 盛
   真由美
平野 美樹子
018−810723

018−810724
日本設計 白鷹 出 015−918316
鴻池組 肥後 行人
向井 清
浅井 雄二
左右田 秀二
作田 猛


018−810566
JHP 内田 ちえ子 015−918912
日本大使館 阿部 将任
   登美子
27161
JICA 新井 博之
   春美
奥野 信一
村上 一夫
(役員)

27474
PIT 島村 昌浩 26033
JAICOH 大西 直美 015−910670
24HTV 古源 英隆 26256
JOCS 塚本 智 018−810901
NICHIKU INTERNATIONAL TRADING CO LTD 氷室 大地 364550

********ちょっと耳よりなお話********

 Internation Medical Centerではご存知のようにSOS Assistance Serviceという患者緊急移送サービスを行っております。年会費$180を払って会員になればこのサービスを受けることができるわけですが、10人以上まとまれば$160で会員になれるとのことであります。個人でご入会希望の方が10人以上まとまれば日本人会として一括して入会申請できるものと考えますので、最寄りの役員までご連絡下さい。

ソフトボール大会日程

 来る3月3日(日)オリンピック・スタジアムに於いて、日本人会のソフトボール大会を予定しております。チーム分けなど要領明細は後日ご連絡致します。優勝チームには大使杯、賞品、2位チームにも賞品を用意致します。男女年齢を問いません。皆様ご参加頂き大いにお楽しみ頂きたいと思います。

日本人会役員会

*プノンペンの街情報*

DARA

St.166

靴・かばんといった革製品がオーダーメイドできます。サンダルだったら、$20以下です。割と大きめな40cm四方くらいのショルダーバッグは、$50〜60。店内にオーダーの見本となる雑誌がありますが、イメージイラストを描いて持って行ってもよいと思います。対応はカンボジア語のみ。

SHOCKING PINK

House No.25Eo St.282

しゃれた服を作ってくれます。対応は英語も可。

WAT THAN

Norodom Blvd.

お寺の中に工房があって、障害者の人達が働いています。ハンディクラフトを並べた店も敷地内にあって、日本へのお土産になりそうな小物も置いてあります。オーダーメイドする際の布地見本が参考になります。家具などの木製品もオーダーできます。子供のための小さな文机を作ってもらいましたが、たしか$20程でした。